『55歳のハローライフ』で村上龍が描いた50代のさまざまな「再出発」

5つの中篇小説では、そうした50代の心情がつぶさに描かれる。「結婚相談所」では、58歳で離婚した女性が結婚相談所を訪れ、様々な男性との出会いと失望を経験する。「空を飛ぶ夢をもう一度」では、リストラされて経済的に困窮する54歳の男性が、交通誘導員のバイト先でうらぶれてしまった中学生の頃の友人に再会する。「キャンピングカー」では、早期退職をして妻と2人で日本全国を旅して暮らそうと考えていた58歳の男性が、妻がそれを望んでいないことを知り、第二の人生として再就職を考えはじめる。そのほか愛犬との別れを描いた「ペットロス」や、トラックドライバーだった62歳男性の老いらくの恋を描いた「トラベルヘルパー」など、いずれも切実な状況と不安的な心の有り様が描かれ、50代でなくても身につまされる思い。それでいて読み終えたとき、曇天にわずかな晴れ間を見つけたような気持ちになる。甘い菓子パンのような感動話というのではなく、淡々と現実を受け入れていく様（そうせざるを得ない様）に救われるのだ。

楽天、 英語の次はコンピュータ言語の公用語化を検討中

楽天が英語を社内公用語にしていることは広く知られているが、それを決めた2010年に三木谷社長は中国語　勉強を始めた。すでに英語は堪能だったが、「社員が頑張るのだから俺も」と考えてのことだという。本日の注目は、総合面から「迫真 楽天・三木谷浩史（3） 役員会は日本語禁止」の記事。楽天の三木谷浩史社長を特集する連載企画の3回目。今回は、有名な英語公用語化についてのエピソードを紹介している。楽天の競争力の源泉は、4万店にも上る楽天市場への出店者に対するEC（電子商取引）コンサルタントのノウハウ。このビジネスモデルを海外に持ち出すために、英語で海外の社員や出店者に伝える人材が必要と考えたことが、英語の公用語にした理由なのだそうだ。本日（1月9日）の日経新聞朝刊から気になるニュースを拾い読み。中国語　勉強まじめな1面記事から、会話のネタに使えそうな記事まで、日替わりでピックアップします。

人民元／円のＦＸで年２％超のスワップポイントを実現＝セントラル短資ＦＸ

セントラル短資ＦＸが、今年7月から取扱いを始めた日本初の「人民元（ＣＮＨ）／円」のＦＸ取引で、当初3カ月間は年率2％を超える高いスワップポイントの実績になった。1万元あたり累計スワップポイントは、9月末までで797円（1日平均で8．3円）、レバレッジ1倍で年率換算すると2．39％になった。同じく人民元のＦＸである「くりっく365　比較 」は、同期間のスワップポイント累計がマイナスだった。なぜ、これほど高いスワップポイントが付いたのか、セントラル短資ＦＸの「人民元（ＣＮＨ）／円」ＦＸ取引の仕組みと魅力について、同社常務取締役営業本部長の阿草龍二氏に聞いた。くりっく365　比較ＣＮＨの金利は、中国大陸の金利と比較すると、やや低いのですが、ゼロ金利が続く日本と比べればずっと高いので、この金利差がスワップポイントに反映されます。

『千の風になって』ヒットでお墓業界は大きな危機感持ってた

前に調べた神道の葬儀、神葬祭では、「霊璽」という位牌のようなものに魂が宿っているという考え方で、お墓よりも「霊璽」の方が大事ということだった。それだったら、お墓いらないよねって思うけど、神葬祭で葬儀をする人たちもやっぱりお墓は建てていた。もしかすると、死んだ人が入りたがるというよりは、遺族が、墓を建てることで、そこに故人の魂があると思い込みたいのかもしれない。なにかメモリアルな心の拠り所を、亡骸である骨を埋めた墓に求めているのかもしれない。みうらじゅん氏は、1958年京都生まれ。イラストレーター、エッセイスト、ミュージシャン、ラジオDJなど幅広いジャンルで活躍。1997年「マイ ブーム」で流行語大賞受賞。仏教への造詣が深く、『見仏記』『マイ仏教』などの著書もある同氏が、お墓について考える。

プレイボーイのインサイダー取引-寝室での夫婦の会話、要注意

夫の裏切りは、罰金の支払いや不正に取得した利益の返還など、家計に損失を生じさせるだけではない。妻の評判も傷つき、妻が仕事を失う場合もある。最悪の場合、離婚　弁護士に至る。法律事務所アジャミー（ヒューストン）を運営するトーマス・アジャミー離婚　弁護士は、「一般的には浮気などの裏切りを思い浮かべるだろう。しかし、夫婦が相手の評判やキャリアを傷つけるといった信用に対する裏切りもある」と述べた。ヘフナー氏はＳＥＣの聴取に対し、自社の微妙な内部情報を夫に話したことが時折あったとした上で、夫は会話の機密性に当然配慮すると考えていたと発言。「自分がＣＥＯである間は、夫はプレイボーイ株の売買を決してするはずはないと常に思っていた」と語った。ヘフナー夫妻に見られるようにインサイダー取引がボードルーム（役員室）からベッドルーム（寝室）に移っていることは、この種の犯罪の広がりを示している。